投稿日:2007-05-23 Wed

花山荘と名づける以前の所有者であるEさんは、県のお役人を定年退職してこの地に余命を託そうと移り住んでこられた方とききおよんでいる。道端でであったときの挨拶ぐらいでほとんど人付き合いをされなかったようだ。

持病である糖尿病を治療すべくこの地をえらんだのであろうか。医者通いはいっさい行わず、毎日朝夕雨風を問わずこの周辺を散歩している姿を多くの村人が目にしていた。

耕作作業も慣れ親しんできた頃、ガンであるこが判明したらしいが、自然治癒を期待しやはり医者に行くことを頑なに拒んで部屋で横たわる日々を亡くなるまで送ったという。 合掌。

ニ町歩にわたる農地を耕すには、一般的に農業用耕作機械を導入するのが常識だが、Eさんはクワのみの人力で挑戦していたらしい。
ドン・キホーテさながらの孤軍奮闘ぶりである。どんな野菜を栽培していたのかさだかではないが、農地のいたるところに「自然栽培園につき立入禁止」の立て札かあるところから察し、山菜への興味が高かったようにも思えた。現にワラビやカラハナソウなどが畑と見間違えそうなほどの群生ぶりである。あと小屋周辺のミツバの群生も圧巻である。タラノメは数箇所に分散されているがかなりの数になる。

5月初旬にはコゴミのミニ群生やコシアブラ、アイコの生えているところを発見、そして今回はウドのミニ群生に数本のヨブスマソウも発見できた。なにか、自然発生というよりは、いろいろ山菜を植えて栽培しようとしていたのかもしれない。

山菜好きな私がその後継者となったことは、Eさんにとってしるよしもないが、これも何かの縁ということだろう。Eさんの残されたやりたかったこと(実際どうであるかは知らない)が少しでも実現できるのなら供養のたしになるのかもしれない・・・


ちなみに、母屋周辺の庭にはタンジーやヤロウ、スペアミントやペパーミント、マロウにコンフリー、ハマナスやラベンダーなどたくさんのハーブ類が植わっているので、これも山菜同様に私の趣味とあうみたいだ。

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